進行中プロジェクト 北区岸町アパートメント再生

木造アパートメント3棟の再生計画。2年越しの構想が固まりつつあり工事がスタート。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和の頃から長く住続けている住人の方々が多いが、時代に取り残され空室となったままの部屋達もある。
道路より少し高い敷地に2棟は建ち、中庭の様な通路を挟みブリッジで結ばれた造りが面白い。全体で17室の部屋数があり入口が全て中庭通路に面している。集合住宅ならではの一体感ある賑わいを生みだす、という基本構想で改修の検討を始めた。先住の方々と新しく入居される方々が気持ちよく過ごせ、共有スペースで挨拶を交わす雰囲気を保てる事が重要なポイントである。
王子駅からのアクセスは、建築の専門・中央工学校、保育園が併設されて昼間は子供の声が賑やかな王子稲荷神社、久寿餅で有名な和菓子屋さんを通過し、東京都心近くにこんなところがあったのかと驚く風流な名主の滝を抜けてたどり着く。江戸時代は日光と市街を直結する日光御成街道が通り、飛鳥山の桜見物や王子稲荷神社の参拝客で賑わっていたという。広重の浮世絵「王子装束ゑの木大晦日の狐火」にちなんだお祭り行列が大晦日に行われるそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史を知ると大変興味深い地域であり観光の魅力を沢山備えていることから、旅の滞在拠点となる空間構成も視野にいれている。芸術への理解と興味が高いお施主様・アートへの造詣の深い建築デザイナー・画家が改修工事に携わり、まずは、なつかしさを感じる昭和のアパート風情を残した和室住戸とアーティストが作品を描く壁の広い1室が現在工事進行中である。この土地にちなんだ文化を取り入れつつ新たな何かを発生させるコンセプトで、順を追い他空室と外構にアートと融合した改修を施してゆく予定。建築やアートに興味があり、コミュニケーションに前向きな方々が刺激的で楽しい暮らしが出来ますように。